掃除や整理収納、料理まで完璧にこなすプロのハウスキーパー、ジウンは、一人暮らしの老人ヨンゴンから依頼を受けて家を訪問し、隣に暮らすダヨンの荒れた暮らしぶりを偶然目にして呆れかえる。ダヨンは亡き父との思い出が残る一軒家を守るため借金返済に追われ、広告代理店のインターンとしてゴミを捨てる暇もないほど忙しく働いていた。正社員たちに雑用を押し付けられて疲れ果てたある夜、漢江で「いのちの電話」を利用したダヨンは、自殺防止のためにやってきた警察官たちに連行されてしまう。携帯電話を橋の上に置き忘れたダヨンは、やむなくポケットに入っていたジウンの名刺を警察官に渡し、身元引受人として彼を呼び出す。そんななか、ルームシェアの入居者を募集しようと決心したダヨンは、散らかり放題の家の掃除をジウンに依頼。やがてダヨンは高校の同級生で恋人の家を出たばかりのサンア、兄が帰国すると知り実家を脱出したソミと3人暮らしを始めるが......。