韓国の伝統医療「韓方(ハンバン)」。
家の近くに韓方医がいくつかありますし昔だけでなく、現在も日常的に韓方病院が利用されています。日本でも韓国ドラマ「宮廷女官チャングムの誓い」で関心を持った方も多いのではないでしょうか。
そんな韓医薬についてより深く知ることのできる場所、ソウル薬令市韓方文化祭りとソウル薬令市韓医薬博物館をご紹介したいと思います。
韓国の韓薬が集まる市場、ソウル薬令市!!
1号線の祭基洞(チェギドン)駅の近くにあるソウル薬令市では、全国の韓薬の70%が流通する韓国最大の韓薬市場と言われています。
韓国の伝統医学である韓医学と、使われる韓薬について知ってもらうために、その市場で1995年から毎年開かれているお祭りが「ソウル薬令市韓方(ハンバン)文化祭り」です。今年は10月7日(金)と8日(土)の2日間行われました。
第22回ソウル薬令市韓方文化祭り
今年のお祭りでは、韓方山菜ビビンバの試食、高品質の韓薬を手ごろな価格で購入できる韓方セールなどのイベント、韓方薬材の展示や民俗遊び、相撲大会、のど自慢大会も等々が行われました。
特に力を入れているなと感じたのは、体験プログラムです。
韓方無料診断・投薬、韓方肌マッサージ、韓方消化薬作り、韓方せっけん作り、韓方香り袋作り等々を実際に体験しながら韓方を身近に感じることのできるブースが設けられていました。
外国人向けには体験ゾーンが別にあり、医師から針を打ってもらうことができるブースもありました。私達も展示を見て回ったり、韓方の入ったチヂミを頂いたりしてお祭りの雰囲気を満喫しました。
お祭りに参加できなくても、ソウル薬令市韓医薬博物館がある!!
お祭りは年に1度、決まった日しか行われないので、なかなかそれに合わせて渡韓するのは難しいですよね。でも残念と諦めないでください!!韓方に関心がある方には、同じく祭基洞駅近くにある、ソウル薬令市韓医薬博物館がおススメです。
2006年9月に設立され、420点の展示品と韓薬材350点が展示されています。
「韓医学の歴史と文化」、「ソウル薬令市の歴史と伝統」、「韓方と人体」、「子供韓方体験」等々のテーマで韓方についてわかりやすく解説展示がされていて、子どもからお年寄りまで触れやすくなっています。
入場料は無料です。日本語での表記はありませんが、事前に電話予約すれば日本語可能なガイドが無料で解説してくれるとのことです。
私も韓方医に通院した経験がありますが、病院に通い薬や針を続けると症状が緩和されたように感じました。韓方の力に興味を持ちいろいろと知りたいと思っていたのですが、お祭りや博物館を通じて韓方についての知識が増えました。
韓方は健康だけでなく、ダイエットや美容にも効果があると言います。関心のある方は、韓方の力を借りてみてもいいかもしれませんよ。